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山旅トレーニング3 [北アルプス]

2018df0456.jpg   真夏の八方尾根をゆく……暑いよぉ〜


2018df0324.jpg   若い声がこだまする唐松岳の頂上……平均年齢がグッと下がる


2018df0416.jpg   小屋の後ろの小高い丘で日の出を待つ……雲が多めなのがチョットなぁ〜


2018df0454.jpg   久しぶりに八方池のほとりに立った……ベタな写真ですが・・・


ハイキング仲間のKさんを誘って相棒と私の三人で夏の八方尾根へ。

連日の猛暑から逃れたい一心で訪れた白馬村も、ここの所の日差しの勢いには抗う術はなく、ただただ「アツイアツイ」を連呼する。

歩き出してすぐに汗だくになって、「選りに選ってこんな猛暑日を選ばなくても・・・」と声には出さずに……「雨の打たれて歩くよりはまだましか」と思い直して……岩の照り返しを受けながら一歩一歩足を運ぶ。


北アルプス入門に最適な八方尾根からの唐松岳……左右に見える名峰達……小さな池と秋まで残る雪渓……足元に咲く可憐な高山植物の数々……頑張ったご褒美は後立山稜線に立った時の立山と劔岳のお出迎え……そしてちょっとだけでスリルがあった予定外の尾根道コースの登り下り……ポピュラーすぎるけど、魅力一杯のこのコース……北アルプスデビューで山小屋泊まりもお初のKさん、楽しんでいただけたでしょうか。

さて、次回はどちらに御一緒しましょうかね。





                  2018年 7月 唐松岳にて






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山旅トレーニング [北アルプス]


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肩の小屋の雪渓は例年より小さく感じられた。

降雪量が少なかったのか、晴天が続いたのか、はたまた雨が多くて融雪が早かったのか、そんな事を思いつつ緩やかな登りにかかった。

前回(5月中旬)はここから頂上までアイゼンを外すことはなく、眼下に見える権現池は雪に覆われていたし、頂上直下の小屋では小屋番が1人小屋を掘り出していた。

左手の雪渓にはスキーヤーやボーダーが頂上を目指していて、蚕玉岳の稜線には先着した人たちのスキーやボードが並べてデポしてあった。

しかし7月の初めともなれば3000mの乗鞍岳と言えども真夏の装いで、日焼け止めなど無意味だと言わんばかりに強烈な陽射しが踊っていた。


仲良し3人組で出かけた初夏の乗鞍は、頬を優しく撫でる風が心地よく、流れた雲間に槍や穂高や御嶽が姿を見せてくれたし、何と言ってもコマクサ・イワカガミ・ヨツバシオガマ(ピンク紫系だけ?いえいえ白も黄色もありましたが名前がわからないので……)などの花々が咲き乱れ私たちを楽しませてくれた。


畳平に帰る途中、本日の乗鞍はあくまでも山旅トレーニングの一環である事を自分に言い聞かせる為に、富士見岳を早足で登ってみたが、最後は息が切れて足が上がらなくなった。

まだまだだな。






                    2018年7月 乗鞍岳










タグ:乗鞍岳
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白馬岳六月4 [北アルプス]

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☆4時半起床

先ずは天気のチェック……雲はあるものの青空の割合も多く一安心。

今朝は剱岳が一段と男前……もうすぐ天辺に朝の光が届きそうだ……そういえば、雨降る空模様の割には剣岳が良く見えていたなぁ~。


マカロニーを湯がいて、昨夜多めに作ったクリームシチューに放り込み豪華(?)な朝食を平らげ、コーヒーを飲んだら出発の準備。


気持の良い稜線歩きが待っていることだろう。






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白馬岳~三国境~小蓮華岳と気持ちのいい稜線を歩いて船越の頭手前の鞍部の雪の上にザックを下ろした。

雪原の向こうに見えるのは鹿島槍の双耳峰……それを眺めながらチョコレートを口に入れポカリを飲んだ。

空は青く風はなく絶好のお昼寝日和だ。

眼下には栂池自然園の平坦地が見えていた。

突然M君が……

「このから栂池に直接下ろうか」などと言い出して……

オイオイ気は確かなのか?途中で雪渓が切れていたらどうするんだ?ヤブ漕ぎなんか願い下げだよ、ましてやハイマツ漕ぎなんて……

「チョット確認してくる」……「OK、大丈夫、つながっている」

外したばかりのアイゼンを再び履き、ザックに取りつけたピッケル外し、ヘルメットのベルトを確認して雪の斜面を下りだす。

すぐに傾斜は急になり……

M君ロープを出して……先頭爺さん、セカンド相棒、しんがりM君のオーダーでややトラバース気味に下った。

雪渓に島の様に浮かんだ草付き目指して一歩また一歩と刻んでゆくのだが、それが上から見たよりも遥かに遠かった。

途中で小さくスリップしたが大したこともなく、やっと到着した草付きでロープを外した。

ここからは傾斜も緩んで各自のペースで下り、自然園の浮島湿原入口付近でアイゼンを外した。

木道もほとんど雪の下……それでも咲き始めたミズバショウを見に訪れる人はチラホラいた。

ビジターセンターで通り抜けてきた事情を話して入園料を支払い、レストランで昼飯を食べ、ロープウェイにのった。

思いがけなくバリエーションルート(?)を歩く事になり思い出深い白馬岳となった。



2018S2915.jpg雪渓上の島の様な草付きから稜線方面……向かって左の方から下ってきた。右の茶色の縦じまが不気味。


2018S2916.jpg浮島湿原の上まで下ってきて振り返る……林の後ろのほうから歩いてきた


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2018S2920.jpg上:雪解けとともに咲きだしたツクモグサ……村営小屋から白馬山荘に向かう途中にて
下:カメラケースが蒸れてくもったレンズ……そのままでシャッターを切ってみた……栂池バス停にて





               2018年 6月 白馬岳




☆これはお勧めできるルートではありませんので念のため。天候の急変や、思わぬ落石などの危険が潜んでいまます。今回は天気も良く雪も安定していた上に信頼のおけるリーダーがいたので下りましたが、自分では勿論不可能なことです。安易にここに入られません様にお願いいたします。






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白馬岳六月3 [北アルプス]





☆予報通り雨

同宿の二人は出発の準備、大雪渓を下るらしい……でっ、俺たち3人は?

杓子・白馬鑓の方向は雲が厚く、雨はここより強いかもしれない……そういう事にして本日は沈澱(停滞)……明日は回復の予報なので、下山コースを白馬大池経由と変更する事で意見が一致。


☆停滞日にやる事

・本を読む……持参した本・小屋備え付けの本。

・スマホチェック……BABYMETALのヨーロッパラウンドの様子を「BMの使途」さんの記事やオマイツさん達のツイート等々からチェック……凄い盛り上がりだったらしい。

・メールの送信……昔の山仲間に「白馬岳だよぉ~」ってメールして羨ましがらせる。

・昼飯準備……と言ってもカップヌードルにお湯を入れるだけ。

・空模様のチェック……時々外に出てみる・TVの天気予報をチェック……明日は回復確実?のはず。

・散歩……15時ごろ雨が上がったのでブラブラ頂上へ……誰もいないと思ったら、3人パーティが白馬大池経由で登って来ていた……今夜の宿泊者は合計2パーティ6人。

・談話室のストーブを囲んでおしゃべり……大雪渓の登りで「もう山は引退かな」などと考えていたのに、いつの間にやら「来年6月は奥穂高岳に決定」ってどういう事?……ヨォ〜シ!アズキ沢登ぞぉ〜。

・夕食準備……鑓温泉で幕営時食べる予定だった夕食をここで(本日は素泊まりです)……メインはクリームシチュー……豪華夕食。

・そして余った時間(これが一番長い)……寝る。




                  2018年6月 白馬山荘にて






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白馬岳六月2 [北アルプス]

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白馬尻の小屋はまだ建っていなかった。

アイゼンを履いてからおむすび一つ頬張ってエネルギーを注入した。

ここからコースタイム約5時間……私の足では6時間(?)……休憩も入れれば7時間(?)……急ぐ旅でもないし、日のあるうちに白馬山荘にたどり着けば……マイペースで行きましょう。


実は私、大雪渓をなめていました。

何せ白馬岳と言えば、昔から女性人気No1……「高山植物が咲き乱れる女子供でも登れる優しい山」のイメージが……でっ、実際は?……思っていたよりかなり急!というか「キツイッ!」……ハイッ、まいりました……バテたのは一応歳のせいという事で←(運動不足を棚に上げてます)ハイッ。


空には薄い雲が出て来て天気は下り坂、天気予報は当たりそう。

振り出す前に小屋に滑り込めるか……ピッチを上げたいが、そうも行かず……小屋前で降られるかも。



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葱平では夏道が顔を出していた。


アイゼンを着けたまま夏道を少し歩いてみたが歩きにくい事おびただしいので、あきらめて再び雪上に戻って直登。

「この辺りが避難小屋があるけどまだ雪の下だね」ってMさんのんきにしゃべっているけど、こっちは息も絶え絶えで、出てくる言葉は「一服つけようよ」と休憩の催促ばかり……やっぱり歳だね(ここ強調)


村営小屋のベンチで大休止……かなり寒い!気温は?一桁?……カッパの上着を出してはおり……残ってるおむすび半分とアンパンを水で流し込んで空腹満たして……気合を入れて「あと30分位?」かな。



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ガスの中に白馬山荘がぼんやり見えた。

傾斜が緩んでやっと雪渓が終わりアイゼンを外した。


この時期から咲き始めるツクモグサがお出迎え……少しだけ疲れが和らぐ。

本州では、ここと八ヶ岳にしかないらしい……そういえばウルップソウの分布と似ているが、白馬岳と八ヶ岳とに植物分布上の共通点があるのだろうか……分かる人教えてぇ~。


でっ、猿倉からのコースタイム約6時間の所……8時間……まあ年の割には良いペースだったと言っておこう。

そして急登にあえいでいた時に「そろそろ山は引退かな」なんて考えていたことは内緒にしておこう。


白馬山荘・キャパ800人……北アルプス最大(多分日本最大)の山小屋に本日お客さん2パーティ5人……こういうのって何だか嬉しい。

濡れたシャツや靴下を乾燥室につるしてたら談話室集合……ストーブを囲んでお茶を飲みながら今日の出来事を笑い話の種にしよう。


さて明日の天気は……どうやら雨……どうするかは明日の朝……出来れば晴れてほしいな……雨の中歩くのも嫌だし、テント設営も難儀だしね。


部屋にある布団を贅沢に使って(敷布団3枚・掛け布団2枚・毛布1枚/1人)温温ベッドでお休みなさい。

ではまた明日!






                 2018年 6月 白馬岳







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白馬岳六月 [北アルプス]


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2017年の6月

未だ小屋建ても始まらない、温泉だけがこんこんと湧き出している白馬鑓温泉

しょぼふる雨がテントをたたいていた下山の朝

3人車座になって昨夜の残りご飯とインスタントラーメンという素晴らしい朝食を食べながら

「来年は何処に行こうか」などと話していて

燕岳~常念とか・また北穂高小屋に泊まりたいとか・奥穂高岳なんかどうかとか

色々出た中で「猿倉~大雪渓~白馬岳~杓子岳~白馬鑓ヶ岳~鑓温泉~猿倉」という白馬三山をめぐるコースで話は落ち着いた。


そして2018年6月

明後日にも梅雨入り宣言が出るだろうと云う日

早朝からの大雪渓登りに備えるべく白馬村に前日入り


明日は天気が良さそうだが明後日は雨降りの公算が高く昨年同様の雨の鑓温泉かと思いつつ

山が荒れるようなら白馬山荘で停滞(最悪往路の大雪渓を下るなら停滞は2日まで許される日程)しても良いし

そんなある意味気楽な気持ちで、7時半猿倉から白馬岳まで標高差1682m克服の第一歩を踏み出した。






               2018年 6月 白馬岳







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毎年恒例の [北アルプス]

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今年こそは

位が原から登ろうと思っていたのに

ほうのき平からのバスの開通を待ってしまう

軟弱者の俺

摩利支天の分岐でアイゼン履いて

腐った行き道えっちらおっちら

歩きやすそうな所を選んではいても

時々ズボッと踏み抜いて

スタミナ消耗息切れる

小屋掘り出し中のオジサンに

「お疲れ様です」と挨拶すれば

そこはもう剣ヶ峰

去年は有ったエビのしっぽは何処へやら

太陽サンサン降り注ぎ

顔も腕もジリジリ焼けて

季節はすでに夏なのか

弁当と紅茶でマッタリ1時間

そろそろ下山にかかりましょう

そして温泉宿に泊まっていきましょう

日焼けの肌に温泉しみて……嗚呼ぁ〜痛ぁ〜い!




      2018年 5月 乗鞍岳(丹沢でパンクの前の週)






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アルプス銀座表裏7 [北アルプス]

☆烏帽子小屋〜高瀬ダム


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☆昨日……
夕食前、ヘリポートに上がってタクシーの予約を入れた。
ダムには公衆電話(10円玉のみ使用可)がある事を考えるとその必要はないかもしれないが、炎天下のコンクリート上での待機や、又雨にふられたらと考えると、予約があった方が無難だ。
さらにもう一箇所に電話を入れた。今回は天候に恵まれて予定通りに山旅を終える事ができそうなので、予備日としてとっておいた休みを利用して温泉に寄って行こうと思った。しかし調べておいた宿は残念ながら何処も満室で敢え無く優雅な希望は潰えた。まあ、何事も思い通りにはならないさ、帰って自宅でのんびりしよう。
☆下山……

今日も暗い内に起きてパッキングを済ませ布団を片付ける。

程なく朝食のアナウンスがあり食堂へ行き、最後の小屋飯を食べた。同じテーブルの三人組が烏帽子岳に寄ってから帰るか、それともこのまま下るか意見が分かれていた。私たちはすでに昨夜の時点で烏帽子岳は次回回しと決めていたので、ためらいは無かったのでさっさと食事を済ませた。

小屋番さんに挨拶して外に出ると、まだ迷っているくだんの三人組を残して下山にかかった。途中先発したオジサン(足を痛めているらしい)抜かしてドンドン急坂を下った(相棒のヒザ痛は仮病?)。

途中写真もあまり撮らずにひたすら下って予定の時間よりだいぶ早く登山口について(やっぱり膝は仮病か?)……吊り橋渡って……トンネル潜って……ダムの上……「ついに、ついに、ここまで来ましたぁ〜、アルプスギンザァ〜表裏完歩ぉ〜、ヤッタぁ〜!」(んっ、どこかで聞いたセリフじゃ)……ダムを出発したばかりのタクシーを止めて約束の時間よりだいぶ早くついた旨を伝えると「〇〇さんですね、無線で連絡しましたのですぐに1台来ます」と行って走り去る。予約しておいてよかった。タクシー乗り場にザック放り出しコンクリートにヘタリ込む。

でも、気持ちは……「また行きてぇ〜〜〜〜〜!」



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☆出会った素敵な人たち

①合戦尾根を前になり後になり登った男女2人ずれさん……槍ヶ岳で再会……「あなた達の真似して燕岳登らずに大天荘で泊まって槍に来ました。槍ヶ岳まで来れて良かった」と喜んでいたのだが、本当はどう云う予定だったんだろう……何れにしても喜んでくれて有難うございました。

②大天井ヒュッテ・槍ヶ岳山荘と同宿だったちょっと顔に傷があるお兄さん……読みにくい天気予報を2日間とも的中させて……凄い!食事の時の会話も楽しかったよ。

③樅沢岳の登りで追い抜いていった単独行のお兄さん……三俣のテン場は快適でしたか?高天原温泉は気持ちよかったですか?引き返して新穂高に下るまでに又大汗ですね。当然新穂高でも温泉……温泉三昧ですねぇ〜。

④超人的な行程を行くカップルさん……旦那さんは凄いのは勿論ですが、ついて行く奥さんがスゴォ〜くスゴォ〜く物凄いですよね。感動ものでした……どこかでまたお会いしたいです。

⑤話し上手な三田のお兄さん……どこからあんなギャグが出てくるのか、関西人丸出しで素敵でした。北アルプス交通取締官の役目を今後も努めてください。私達は、また双六〜三俣に行く機会があると思いますのでその時は宜しくお願い致します。

⑥鷲羽岳で2ショットを撮ってくれたカップルさん……有難うございました、滅多にない写真を手にすることがでしました。この後ベビメタのライブに行くと言ったら「わかぁ〜い!」と言ってくれてありがとう。今までほとんどの人が「・・・・・」と云う反応だったので知っていてくれた事に感謝……嬉しかったです。

⑦野口五郎〜烏帽子間で会った男女2人ずれさん……5分程の短い出会いでしたが、温かみのある会話が交わせて楽しかったです。色々アドバイス有難うございました。五郎小屋では歩荷のお礼のお酒をしこたま飲みましたか?

⑧ブナ立尾根ですれ違ったカメラおじさん……ザックに三脚・首にニコンF3(80〜200付き)・マイクロ105を忍ばせて・もしかしてマミヤもザックに?「俺はデジタルが嫌いだ。下手でも撮れるカメラなんて」とうそぶいて……私もフィルムで撮りたいんですが、下手だしコスト張るし、スイマセン!本棚に置きっ放しです。いい光に恵まれるといいですね。

以上特に心に人々です……また何処かでお会い出来たら嬉しいですね。


☆温泉旅館はダメだったが立ち寄り湯によって行こうと思い、旧しゃくなげ荘の隣に新しく出来た施設にて一週間分の汗を流した。高速に乗ると松本まで降ったり止んだりの空となり、幸運の山旅に感謝しながら帰路についた。



☆今回の山小屋飯ランキング……

1位:水晶小屋のカレーライス。最近は色々考えたメニューでもてなしてくれる小屋が増えましたが、昔ながらのカレーライスがかえってよかった。美味しかったのでお代わりしました。

2位:三俣山荘の鹿肉シチュー。柔らかくてクセもなく美味しかったです。ワイン等で下ごしらえしてから荷揚げするということで、手間が大変だなぁと思いました。もっと流通ルートに乗れば鹿の食害も少なくなるんだろうね。

3位:烏帽子岳小屋のボルシチ。もう少し甘い感じかと思っていたのですが酸味があって、最初は「あれっ」と思いましたが食べて行くうちに美味しくなりました。

大天井ヒュッテのトンカツも槍ヶ岳山荘のハンバーグも悪くは無かったですが、今回は一歩譲ったかたちでした。

苦情を一つ……今回泊まった小屋の飯が不味い。おかずは良いのですが飯がダメ……炊き方を工夫してほしいです。おかずを頑張っても飯が不味いとせっかくのおもてなしの気持ちが台無しだと思います。気圧が低いので難しいのは重々承知してますがなんとか工夫して、できる事なら銀シャリをお願いします。



以上、爺さん婆さんのアルプス銀座縦走記でした。ダラダラ記事にお付き合いいただきありがとう御座いました。今シーズンにもう一度行きたいのですが……今の所予定無しデスッ!







                2017年8月〜9月表銀座〜裏銀座












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アルプス銀座表裏6 [北アルプス]

☆水晶小屋〜烏帽子小屋


昨日水晶岳からの下りで前を行く相棒が急に立ち止まって……
「ヒザが……」
「痛めた?」
「なんだか違和感が、角度によって、多分大丈夫だけどね」
「とりあえずゆっくり小屋まで行こう」
と言う訳で「下りの特急列車」がのろのろ運転
でっ、翌朝……


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目覚めてまずはヒザのチェック……と言っても医師がいるわけじゃないので、ちょっと屈伸をしみたりするだけで……

「何とか行けそうだ」

「何時ぞやのお返しに荷物を持とう」

「じゃあ、これとこれ」

「もっと出しなよ」……

何年か前、中央アルプス縦走時に靭帯を損傷し歩行困難になった私の荷物を相棒が背負って引き返した事があったが、今回はその逆パターンだ。

多少(?)重くなったザックを「ヨッコラショ」と担いで……

「ソロリソロリと行きましょうか」と水晶小屋を後にした。

今日も「空は晴れやか心も軽やか……ザックだけがちっと重い」




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「おぉ~い、あんまり飛ばすなよぉ~。ヒザ痛いんだろうぉ~?」……どんどん行っちゃう……やっぱり「下りは特急列車」になる我が相棒。


水晶小屋から最初の鞍部 東沢乗越まで130m程一気に下る。痩せ尾根と云うほどでもないけれど、両側は崩壊していて転げ落ちれば一巻の終わりという感じだ。そして歩いている地面が土っぽい。私は多少ナイフリッジ状でもしっかりとした岩であればあまり恐怖を感じないのだが、土はどうも滑るような気がして好きじゃない。その為歩みが自然と遅くなる、つまり相棒に置いてけぼりを食わされるのです……っと下りが遅い(登りもだけど)言い訳一つ。それにしてももう少しゆっくりでもいいと思うんだけど、写真撮る暇もないよぉ〜。


乗越で相棒に追い付いて……

「一服つけよう。ヒザは?」

「何とか行けそう」

私に預けた荷物を持とうと言わないところを見ると、多少は痛いのかも。泣き言を言わないのは、言ってもしょうがないと思っているのか、単なる意地っ張りなのか。そういえば以前、天狗池から南岳への登りで肉離れ起こして引き返した時も、結局上高地まで歩き切っちゃたしなぁ~。登る前には「自信がない」と言っておきながら、何事もなく予定通り遂行してしまう我が相棒……凄い!……っと褒めておこう。



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湯俣温泉への分岐を過ぎ、真砂岳を巻いて野口五郎岳へのダラダラのぼりにかかる。

しばらくして道は直登と巻道に分かれるが、勿論爺さんコース(巻道)を選択。合流点に荷物を置いて頂上に向かう。

周りから僅かに盛り上がっている丸く広い頂上だが2924.4mと案外標高がある野口五郎岳。こんな天気の良い日には昼寝をしたくなるようなたおやかな頂上……槍や穂高の様な岩だらけの尖った山は勿論好きだけれど、こういう穏やかな優しい山も良いなぁと思わせてくれる好い山です。


さて烏帽子小屋まであと3時間くらいか、相棒のヒザも何とか持ちそうだ。

ゆっくり行こう、そして野口五郎の小屋で何か食べよう。



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野口五郎小屋でカップヌードルをお湯付きで1個調達。私はカップヌードルはエビアレルギーのため食べられないので、持ってきたカップワンタンとジャムパン(期限ギリギリ)をたべる。

小腹を満たしたところで、優しいおばさんにお礼を言って小屋を後にした。


少しガスが出てきたと思ったら、あっという間に展望がなくなった。山の天候の変化には毎回驚かされる。道さえ見失わなければ、暑い日差しを遮ってくれてちょうど良い。とは言うものの、やっぱり山は晴れていた方が良いかな。


三ツ岳の斜面で休憩していると登ってくる男女二人連れ有り。

男性「どちらまで行かれますか?」

私 「今日は烏帽子小屋までです。お二人は?」

女性「野口の小屋までです」

男性「小屋番から飲みに来いって呼び出しがかかったんで登ってきたんです。ついでに缶コーヒーを背負って来いと言われて、酒を餌に歩荷させられているみたい」……全員の笑い声。

私 「小屋の人なんですか?」

男性「いやいや、そうじゃないんですが地元なんで、小屋のオーナーとは知り合いなんですよ」

私 「実は船窪まで行こうかと思ったのですが、ちょっと相棒の足が不調なので今回は高瀬ダムに下山です。烏帽子から船窪ってどんな感じですか?尾根が痩せているらしいんですが」

男性「そうですねぇ、ちょっとガレてる所がありますが、気をつけて通れば大丈夫だと思います。でも時々落ちちゃう人がいるんですよね。慎重に行かなきゃね。船窪小屋も素敵な小屋ですので一度行って見てください。烏帽子小屋泊まりでしたよね……夕食はボルシチです。」

私 「そりゃ、楽しみだぁ〜」

それじゃぁ〜〜〜っと別れた。

今回は会う人会う人いい人ばかりだなぁ〜。

ニコニコ顔で烏帽子小屋を目指す。


今日のうちに烏帽子岳をピストンしておくつもりだったけど、なんだかもう面倒になって……いつの日にか烏帽子〜針ノ木をやるのでその時に……って実現するかなぁ。


えっ、ボルシチですか?美味しかったですよ。でも鹿シチューの次かな。






              2017年 8月〜9月 表銀座〜裏銀座






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アルプス銀座表裏5 [北アルプス]

☆裏銀座ー三俣山荘〜水晶岳


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山の朝は早い。

通常、日の出前の真っ暗い内からゴソゴソやりだす。5時頃「ご飯です」の声がかからる頃には全ての準備を整えて、食べたら速やかに出発して行く。さらに朝食を弁当にしてもらって、みんなが朝食を食べている頃には最初のピークに立っている人もいる。昨夜水晶岳に登ってから引き返して太郎小屋に行く予定の夫婦もそんな早出組で、4時半ごろ外の様子を見に行った時には彼らの居たスペースの布団がきちんと畳まれていた。彼らは今頃、ワリモ岳も超えているかもしれないし、さらにその先かもしれない。鷲羽池へ行ってみると言ってたが、果たして池まで下ったんだろうか、彼らならやりかねないかもしれない。

そんな事を考えながら、私は再度布団に潜り込んでうつらうつらして朝食のコールを待った。



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今日の行程は短い、一応休息日だから。

短いが小屋を出るとすぐ鷲羽岳へ標高差400m約1時間半の登りだ。

伊藤新道分岐(多分今は廃道……最近の記録を読んだが素人がやれるルートではない、ヤバすぎる)をすぎていよいよ登りが本格化。前を行く人との差は縮まらないが、後ろから来る人はどんどん迫ってくる……遂に若いカップルに追いつかれて……

「おはようございます。ゆっくり行きますのでお先にどうぞ」

「それでは頂上で待っています」

「大丈夫、あなた方が頂上を出発するまで私たちは着きませんから」

待っててくれる事は無いだろうと思うけど、それならばと少しだけ頑張ってみた……結果は……



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ふぅ~~~着いた。

2924.4m鷲羽岳、眼下に鷲羽池、雲海の上に槍穂高や一昨日の出発点大天井岳がまるで海に浮かぶ大型船のようにプカリプカリ。

先ほどの若いカップルに……

「2人並んでる写真撮りましょうか」と話しかけシャッターを押す。

「お二人の写真も撮りましょう」と言われて……

殆どの登山者は絶景をバック(特に著名な頂上では)記念写真に納まるものだが、私たちにはそうした写真がほとんど無い。それは写されるのがあまり好きでないからなのだ。でもこの時は言われるままに首にかけたカメラを渡し、槍を背にしてポーズをとった。たぶん「頂上で待っています」の言葉に彼らの優しさが感じられたからかもしれない。

「ウワァ~カメラ凄い、重い、落としたら大変だからストラップ首に掛けて、いきます、おおぉ、もろに逆光だけどいいですか?ではチーズ!もう一枚ハイポーズッ」

「ハイポーズ」と言われて無意識にキツネサインを……。

「あれっ、それは……」

「ハイ、あれデスッ。こんどSSAで2日間暴れてくる予定デスッ。」

「オジサン、わかぁ~い!」

「えへへ」ちょっと照れ笑い。


若いカップルさんありがとう御座いました、楽しいひと時でした。






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ワリモ分岐を過ぎた時、前方から例の若い夫婦があっという間に近づいてきて……

旦那「あまりの天気に水晶で随分過ごしちゃった」

奥方「もう去りたくなぁ~いって云う感じで、写真バシャバシャ撮ってました」

旦那「オジサンたちも早いですねぇ~」

私達「御冗談を。でっ、太郎まで?」

旦那「出来れば薬師の小屋まで。明後日折立からの東京までのバスの切符買ってあるので」

私達「うへぇ~~~、薬師も登るんだう、うひょ~~~」

お互「それでは、何処かでまた、気を付けて」

彼等は風の様に去って行った。


水晶小屋で作戦会議……そんな大げさなものじゃないけど

とにかく今から水晶岳を往復しても、時間的には野口五郎小屋は問題なく行ける。

第一案:今日は野口五郎小屋まで足を延ばして、明日は烏帽子をピストンし烏帽子小屋に泊まらず高瀬ダムに下山。あまった1日で温泉宿に泊る。これはこれで魅力的だ。

第二案:今日は水晶小屋に泊まって半日のんびりと北アルプスを堪能し鋭気を養ったのち、明日は烏帽子小屋泊で明後日下山、もしくはまだ気力が残っていれば予備日を使って船窪経由し(船窪小屋はぜひ泊まってみたい小屋なのです)1日遅れで下山。これは最高に良い。

結局第二案に決定……宿帳記入後寝るスペース確保……ペットボトル1本だけの空身で水晶岳に向かう。

薬師方面に雲はあるもの見晴らしはすこぶる良好だ。ゆっくり歩いて50分程で2986mの頂上を踏んだ。

岩に腰かけてこれまでの行程に目をやり「よくあんな所から来たなぁ~」と感嘆し、これからの行程の野口五郎方面を眺めては「結構長い稜線だなぁ~」と少し不安にもなった。


さて、小屋に戻って少し遅い昼飯にしよう。



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小屋の裏に小高い丘がある。

2万5千図には名前が書いていないがどうやら赤岳と言うらしい。

標高は2900m程もあり、他の山域ならば一角の山であっただろうが、北に水晶・南に鷲羽と云う北アルプスの名峰に挟まれて不運をかこっている。

今そこに立って日没を待っているのだが、黒部の源流方面の雲が厚く今日は感動的な夕日は無理なようだ。それなら上空のうろこの様な雲が紅に染まってくれたらなぁとだいぶ粘ってみたが、期待通りにはならず、寒さばかりがどんどん増して、小屋に戻らずにはいられなくなった。最後に、野口五郎に続く稜線から東沢谷へ滝のように滑り落ちる雲の写真を撮って今日の行動に終止符を打った。






                2017年8月~9月 表銀座~裏銀座







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